2008パーマカルチャーデザインコース in 玉名市石貫
第2回 4月26日(土)、27日(日)
講座会場:石貫第二区公民館
講師:設楽清和
記録:赤星、山口
2日間のスケジュール
・26日
14:00~14:30:オリエンテーション、前回のまとめ
14:30~16:00:畑の見学とデザイン
パーマカルチャーの基礎
「システムとパターン」
16:00~16:30:休憩
16:30~18:00:PCの倫理
18:00~20:00:食事・風呂
20:00~:物々交換、交流会
・27日
7:00~8:30:農作業
8:30~9:30:朝食
9:30~11:00:PCの倫理
11:00~11:15:休憩
11:15~12:30:PCの原則
12:30~14:00:昼食
14:00~15:30:PCの原則
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14:00~ 前回の振り返り
常富さんにより、1日目の振り返り(レポートをもとに)
吉永さんお休みのため、赤星2日目の振り返り
○ 振り返りより前回の復習
システムとパターン
システムとは何?
システムを組むとは?何を期待して。
・仕組み
・効率
システムを組んだら、常に同じ結果を生むように。恒常性
システム論
ベルタランフィ
科学・還元主義
何かひとつのものに還元される。
臓器・循環器系
小さいものから大きいもの
今は専門化されている。
その機能が分かれば、
振る舞いをどのように解明して言ったら良いのかおおくの物の本質とは
14:30~16:00:畑の見学とデザイン
パーマカルチャーの基礎
「システムとパターン」
庄屋加工場裏に、4月13日に作製したマンダラガーデンに移動
作物が育つ自然条件 畑のデザイン:気象や土地から見ると・・・
光
太陽の動き、位置を考える
どこが光が良く当たるもしくは当たらないか
それぞれに適した植物は?
水
土地の高低
風
風向き
太陽が一番よく当たるのは?
赤道‐太陽光が垂直に当たる。垂直に当たると反射せずに吸収される。
空気が上に上がる→赤道付近は気圧が低くなる→緯度30°の所で下がってきて、緯度60°の所でまた上がる。そのため、30°と60°は気候が変わりやすい。日本の緯度は30°
極点が気圧が高くなる。
気圧の変化で、風向きが変わる
4月この時期は一番のせめぎあい。暑くなったり、寒くなったり
日本はモンスーン気候
わつじ哲郎「気候」
夏に湿気がくる。南西の方角から(台風が来る方向)→防風林などを準備
北側には寒い風対策のものを作る。霜対策にもなる。
夏を一番 植物は温度曲線を持っている(光合成を決まっている)
C3植物 25~32℃
C4植物 35~36℃まで さとうきびなど
葉っぱが小さいもの→日なた(ピーマン、なす、トマト)
大きいもの→少し日陰にかかる所に。そうすると暑さのダメージが減る(瓜類)
水分
乾燥:トマト、ジャガイモ → 乾燥を好む
(アンデス地方)
それぞれの作物のoriginを知っていると、どうやって育てればいいか分かってくる。
水分を好む:なす、ねぎ、にんじん、里芋、大豆
コンパニオンプランツ
ねぎ、マリーゴールドなど
一緒に料理すると、美味しいものがコンパニオンプランツと覚えておけばよい。
パーマカルチャー農園に移動
積層マルチ
・炭素→チッソ→炭素→チッソ
・水分を保つ
・最後にわらを10 cmくらいのせる。土ができるだけ見えなくなるまで。
・基本的には苗を植える。種は大きいものなら大丈夫かもしれない。
植えてみたいものは?
長瀬:にんにく(秋)
潟山:にがうり(夏)
:とうもろこし、すいか(夏)
山口:ひまわり
春 → 菜の花の野菜
キャベツ、ブロッコリー、レタス
夏
トマト、きゅうり、かぼちゃ
かぼちゃ、ズッキーニは混じりやすい。離して植える。
落ち葉は一番いいマルチになる。
エチレン
温度を抑えれる(夏)
早い時期はあまりしない方がいい。3月、4月
あるもののふるまいを考える時
例)食べ物→消化→大便、小便、熱
ほとんどのものがこういう振る舞いをしている。これがシステムである。
「システムの命は恒常性」
アウトプットがインプットになることも。
いろんなものが明らかになってくる。
エアコン
人間のコントロール機関は脳幹
熱い→情報として伝わる→汗を出す
自然はどのようにして恒常性を保とうとしているのか?
ガイア仮説:ラブロックが提唱
地球にも恒常性がある(保たれている) ホメオスタシス
常に変わっていく中で、地球はどのように恒常性を保っているのか?
二人組みで話してみる。
深見さん:生物、生命
生物がどのように保っているのか?
水の循環
食物連鎖
関係性を持ちながら、繋がりあうことによって、お互いにコントロールしている。
もうひとつ恒常性を保っているのは
休憩
デザートを作ってきてくださった!
陶山さん:春巻きみたいな、八橋みたいなもの
麻生さん:せんあめ、飴に米を入れて
16:30から
ゆりかごから墓場まで
最初から最後まで
家を建てることをシステム的に考える
くぎ←工場←鉄
木、むく、合板
木は山からくる
何がどこから来て、どこに行くのか、最後まで考えなければいけない。
(最終的にはどういう形になるのか)
松下さんの話
南九州 放置林をどうしていくか課題
畑や田んぼと一緒
家を立てる木は80%が輸入(外国産)欧州、カナダ、フィリピン
シベリア特に多くなっている
マイレージをすごくロスしている。
国産材で建てようとしても建たないシステムになっている
国産 → 市場 → 集製材、乾燥剤
製材所で混ざってしまう
外国
小国認証材
山が認証、流通が認証、家が認証
外国産材に比べ、CO2の削減率が80%くらい違う。
全てのものが地産地消
パンツ、服、Tシャツ
「最終的なものを考えて、物を選択する」
最後の形 今
どうなるのか
パターン:型、形
普通の形
同じ物を生み出すために
自然の中にある形
人間の中にあるパターン
市松模様、唐草模様、東京模様
誰もが気に入るような型
象徴 力を持っている
働きかける力が強い
今のビルは高い → 何を表している? 東京 高いビルが集まっている
常富:上昇性
潟山:権力、男性
女性のトップが多いところは、割と平屋が多い
家屋、平等性
高さ、大きさ → 社会の構造を表している。
自然の中に共通して見られるもの
渦巻き
らせん
常富:つる
麻生:竜巻、遺伝子
波多野:つむじ、巻貝
設楽:お店でつむじが変なところについていると言われた
ずっと大きなものから小さなものまでらせんがある。
銀河 遺伝子
自然のパターンを使うと、エネルギーが最も流れやすい。
パターンを知ることが大事
材質は違うが、形が同じ物を自然の中から探してくることに(実習)
福嶋:一本から枝分かれパターン
血管、枝、川
潟山:波形
屋根、山並み、てんパー、積層
麻生:丸型
太陽、種、地球
山口:まっすぐ
徳永:放射状、たんぽぽ、打ち上げ花火
松下:杉の幼木
設楽:左右対称
深見:星型、ヒトデ
設楽:指型、たけのこ、リズム、八の字型
使いやすい、人に優しい、長持ちする
ジョーの家は卵の形をしている
外部からの圧力に一番強い。楕円形(卵)
松下さんのお話
風景になじむ
なじまない → 異形
風景に溶け込むパターンとは?
逆に溶け込んだパターンのみでいいのか?
異形でもパターンや風景に溶け込んだパターンを
ちょっとしたくずれ、くずしを持ち込むと生きる。
美的感覚 破ったもの
絵で好きなものは?
武田:シャガール
潟山:絵はちょっと・・・
設楽:ピカソ 13歳の時に描いたりんごは、りんごのパターンそのもの
アフリカのパターン
そのものの形をしていないが、エネルギーなり、形なりが、「なんて鹿なんだ」と感じた。
「リアリティーよりも よりリアリティー」
(パーマカルチャーのめざすもの)
パーマカルチャーの倫理(3つの倫理)
地球に対する配慮 配慮:相手の立場になって考える。相手の望むことをしてあげる
人に対する配慮
余剰物の共有
地球は何を望んでいる?
野口:地球そのもの
波多野:傷つけない
地球はどうやってできた?
いのちが生まれた
より多くの命が保たれるように
小隕石が2億5千、1億2千、5千万年前ぶつかった
↓
その後一気に生命が増えた
地球の望むもの?
「より多くの命を育むように」
そのために森が必要 → 都会(人が住んでいる場所)を森にする。
日本は都会に住んでいるのは70~80%
都会を森にするには?
3人1組で考えることに。
1組目 田舎と都市の調和
「田園都市」 エベネザード、ハワード
イギリス、1998年
「パターンランゲージ」 アレクサンダー
フィンガー状の都市と田舎
2組目 地下都市
お金持ちほど下に住む
3組目 都会で食糧自給率100%にするために
4組目 壁面緑化、屋上緑化
5組目 ビルに木が生えるような素材にする
真ん中に大きな木を植える
大きな木に住む
アメリカ カリフォルニア デービス
Nストリート
共有地に広い農場が生まれた
都会の中で共有空間を作る
6組目 仲間をつくる、人つくり、コミュニティーつくり
友達とかに今日のことを話してみる
共有区間を
質疑応答
長瀬:神戸では都市を森にする活動は?
設楽:まだない。コミュニティーつくりをやっている。人が繋がる。
2日目
7:00~ 農作業
道具の使い方を知る
→ 体を助ける
→ 農業を長く続けるためにも必要
10:00~ PCの倫理 前日からの続き
生物
うまく炭素熱を利用しながら、エネルギーを作れる
唯一 エントロピーの法則に逆らっている。
森、生命
常に作っていくこと
あらゆる空間で考えていく
都市を森にするためのキーワード、きっかけ
人間同士のつながり
ゴミが多い → 資源化する → 資源が沢山ある。
人が多い → 情報・知恵が集まってくる
それぞれが得意なもの、何かを作っていく
人への配慮
人は何を求めているか?
人はどうすれば満足できるか?
波多野さんが満足できることは?
波多野:なかなか満足できない
常富:自己実現
↓
どうやったら自己実現できるか?
では、自己実現を妨げることは?
自由が阻害されている(自由の制限)
↑
理想=自己
「egoはよくないselfはいい」
自己はどうやってつくられるか?
松下:名前を付けられてから(社会の制限の中で)
自己というものを意識するのはいつごろ?
3才
絶対的、信頼感 = 子どもが母親の乳を離れる時
↑
泣く:誰かが応えてくれる
↑
切り離される
絶対的な信頼感が無いと人間はいつまでたっても社会化できない
ギデンズ 「モダニティと自己アイデンティティ」
アデノ 「アヴェロンの野生児」
人間は社会化されることで、初めて人間になる
社会科:習慣、言葉、名前
キレやすい=恐怖心
「子どもの頃に絶対的信頼感を得ることが、恐怖を起点として行動しないことに繋がる」
→ 伝統社会ではこれを獲得する仕組みができていた。
名付け親制度:母方の兄弟のおじさんかおばさんがなることが多かった。
↓
母系制社会
核家族
子どもは何でも言うことを聞いてくれる環境で育つ
本人が母親になって、初めて言うことを聞いてくれない存在にであう。
→ どうしていいか分からなくなる。
絶対的信頼感を得るための、新しい家族スタイル 「このはなファミリー」
子ども、大人に対しても与えることができるコミュニティー(ファミリー)を作る必要があるか?
ドラマツゥルギ理論
ありのままを受け止めてくれる社会
↓
大家族
そういうコミュニティーをつくる
私達は何を次の世代に伝えていけばよいか?
設楽:私は各県に一個、PC教室を作りたい。
そこで何を教えていくか?
自己実現していくための仕組み、教育のあり方。
ベースから積み重ねていく
教育
長瀬:たくさんのことを経験していく。
波多野:今興味を持っていることはすごい。 → 深く知る
「エミール」 教科書
一人の子どもに対しては一人の・・・
大人も教育が必要
自分の存在を全て受け止めてくれたことがある?
そういう経験がないと受け止めることがどういうことか分からない。
感覚や喜びも分からない。
矛盾
言っていることと、やっていることが違う
自分に自信がない
「お互いを受け止めあう、コミュニティーを作ることが大事」
そういう経験があれば、受け止めることができる。
子どもに伝えることができる。
自己実現
人が受けとめてくれないと、そうならない。
そういうコミュニティーをどうすればできる?
忙しすぎる
大人が働いている姿を見せる
余剰物の共有
余剰物はどこにある?
どうやったら作り出せる?
野口:貨幣
経済との関わり
物々交換 余った物を交換することで、より自分達が望む生活
「ユートピア」トーマスモア
ユーとトピアは金で便器ができている。
物に過ぎない
いつの間にか大切なものになっている。手杷名背ぎなものに
利子とは?
常富;銀行に預けてあげた報酬
銀行は何を前提として利子をきめている)
成長(右肩上がりで)
利子、それを前提(目的)にお金を預けることはよくない。
利子なんか要らない
お金がお金を生み出してはいけない。
作物が多くできすぎると安くなるから、つぶせみたいな
↓
「売ることが目的になると余剰物は生まれない」
洋服たんすの服
ラーメンを最後まで飲み干す
「不要物はいっぱいある。余剰物は案外少ない」
余剰物はどこにある?
会場からは何も出ない・・・
大地の恵み
一姓
→ 誰もが受け止めれて、持っているもの
1 kcalに対して、どのくらいのエネルギーが必要?
狩猟:0.3 kcal
古代の自然農法:0.6~0.8 kcal
現代の自然農法:6~20 kcal
「自分がつぎ込むエネルギーよりも、より多くのエネルギーを与えてくれる」
「自分にしかできない → それを交換することで豊かになる」
上の2つを作る事(作り出すこと)が必要
↓
ゆとり、豊かさ
↓
交換できる
↓
余剰物を交換する、
新しい経済が生まれる
深見:狩猟が一番、kcalを使う必要がないが?
狩猟は、播磨の月で農業をする
利子を求めないスタイル
11:30~ PCの基礎
自然
基礎 = 自然を知る道具
観察
どういう仕組みの中で持続可能性しているのか?
長瀬:やわらかさを持っている、小さいのは踏んでも倒れない
深見:日陰はひかげ、光は光。住み分けている
武田:目に見えている何物が無くても、成り立たないのかな
全てのものが必要
循環=落ち葉
何を持って持続可能と思ったのが(感じたのか)?
どのように感じるのか感性が
住み分けることがどうして持続可能性と思ったのか?
科学 「こういう現象はこういうことなんだよ」と
いろいろなものを受け取っている、永続可能性というものを感じている。
感性 → 科学
自然はこういうものだと私達に伝えてくれているものは他にある?
畑に行ったら、草を駆るんだ。
そのように感じた。理由はない。自然と感じた
それは伝統文化
日々の生活の中でどういきていくか。持続可能にいきていくことができるか教えてくれる。
「常に手入れすることを心がける」
感性を手入れるには?
:体験する
長瀬:感動する
橋村:楽しむ
陶山:さんご
波多野:十を一にする。便利なものを使わない
設楽:歩く。自然のリズムに合わせる。
徳永:単純作業。集中力を取り戻す。
山口:ミミズの世話をする。人と話す。本を読む。
常に自分が
判断基準:科学
仮説を立て、検証したもの
人に納得してもらいやすい
デザインする上で、PCの基礎を取り入れてやる
14:00~ PCの原則
重層性
さっき外に行ってみて、何かあった?
空間の重層性
3次元的な空間の利用をすると、たくさんのことが得られる
時間の重要性
4次元
3次元+時間
どのような形で時間を重ね合わせる?
前田さん:住み分け、それぞれの植物の成長に合わせて
極相種
玉名石貫では しい、かし(陰樹)
生態系遷移 ↓
光が必要 (陽樹)
福岡正信
自然界
米を作る時期
連休明け
自然界
一つの場所でも時間を変えることで、重層性を持たせることができる。
一本、大きな木がある。一本のこの木が果たしていること。
常富:酸素を出す。
:水を保持する
潟山:木陰を作る。 → 土を紫外線の直射から守る
土を守る
昆虫のすみか
実をつける
燃料を与える
機能の重層性
自然に存在するものは必ずいくつかの機能を持っている。
例)
トマトがいくつもの機能を持つように、畑をデザインする。
トマトのことを知ることができれば!! 知ることが大事
④ 生きて行く上で必要なことは?
・水
水道以外で水を得ている人は?
徳永:井戸
設楽:昔の家には縦井戸、横井戸がある。
「大切な機能には複数のバックアップ」を準備しておく
食べ物、備蓄、はたけ、鶏
エネルギー、ガス、ソーラークッカー
住居
職業
アメリカ ザファーム
6人夫、6人妻 → うまくいかなかったらしい
一人の人に依存しなくなる方が楽?
2.循環性
プロセスはアウトプット、インプットのつながり。
あるものが他のもののアウトプット、インプットになっている。
水
水はどうやって循環している?
人間がこの循環を手助けしているところはある?
山口:節水
汚れた水は流さない
エネルギーを使って作られた水は節水する。
自然の水は使った方がいい。 → ため方が問題
今はダムでため、川を三面張りにし、早く流す → 無駄なこと。矛盾
手助けできることは?
植樹
汚れた水を流さない(クオリティーが大事)。 質をできるだけ保つ
入ってくる水と出て行く水を同じにする。
人間が水に対して考えなければいけないこと。
エネルギー
まき → 石炭 → 石油 → 地球温暖化
どうやったら循環させられる?
生命 → 木、バイオマス
非再生 → 再生可能なエネルギーにしていく
私達にとって一番早いエネルギーは?
太陽光
植物、木、まき 間伐者は時期を区切って間伐を行っていた。
再生可能なものをエネルギーとして使っていく
取り入れる
取り出す。自分で。
食物
場を用意する。
生産者であり、消費者であり、分解者であることを前提に。
生産に当たって必要な知識、技術を持つ。
分解まで考えて消費する(地産地消)
賢い消費者である。
循環というものを考えながら生活して欲しい
深見さん1日目のレポート200804fukami.pdf
長瀬さん2日目のレポート200804nagase_.pdf
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