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WWOOFとは?

Oct 23rd, 2007 by admin | 0

WWOOFとはWilling Workers On Organic Farm」の略で、直訳では「有機農場で働きたい人たち」という意味であり、金銭のやりとりを伴わず、「食事・就寝場所」と「労働力」を交換する制度のことです。
WWOOFは全世界規模の組織で、1970年代にイギリスで始まり、現在では世界50カ国以上に広がっています。ただパーマカルチャー関連ではやはりオーストラリアやニュージーランドが受入先として最も多いようです。ちなみに日本でも1993年に立ち上がり、2002年に本格的な活動が開始されたとのことです。

オーストラリアWWOOF体験記

2002年8月29日〜9月19日にオーストラリアでWWOOFしてきたときの体験記です。(PCNQ事務局 高橋 修)
【日程】
8/29:福岡空港を出発しシンガポール経由でブリスベンへ
8/30、31:バスでバイロンベイへ。ARTS FACTORYというバックパッカーに2泊。
9/1〜4:ニンビンのJarlanbah(ジャランバー)というパーマカルチャービレッジに住むナマクラ会員のYOKOさん宅でWWOOF。ロビンフランシスのところも訪問。
9/5〜8:ニンビンの近くにDharmanandaという仏教系のコミュニティでWWOOF。
9/9〜14:ブリスベンから1時間ほどのパームウッズのYUKARIさん宅でWWOOF。
9/15〜17:メルボルンへ。CERES環境公園を見学とセシリアと再会。
9/18:メルボルンからシンガポール経由で帰国(9/19着)

8/29の朝に福岡空港を出発して、シンガポール経由で30日の朝にブリスベン到着。
福岡からシンガポールまでは5時間ぐらいなのだが、そこで乗り継ぎまで6時間ぐらいあって、シンガポールを夜の9時半に出発してブリスベンには朝の6時半に到着。シンガポールとブリスベンの時差は2時間だから、乗ってたのは7時間ぐらい。さすがにちょっと疲れた。。。
今回はシンガポール航空で行ったのだが(スターアライアンス系のマイレージを貯めたかったので)なかなかよかった。エコノミーなのにテレビも座席毎にあったし、スッチーも民族衣装でかわいかった。
9/1にニンビンのYOKOさんのとこに行くので30日と31日はバイロンベイに泊まろうかと思っていて、バスを調べてブリスベンを出発。4時間ぐらいかかるんだけど、眠くてほとんどうとうと。途中でサーファーズパラダイスって街も通ってそこも良さそうだったけど。
気温は思ったより寒くなくて、昼間は25度ぐらい。湿気もなくてとても過ごしやすい。街を歩いてる人はTシャツに短パンの人が多いし、ビーチで海にはいってる人もいるし。どっちかというと飛行機の中とかバスの中のほうが寒かった。。。

バイロンベイに着いて、とりあえず泊まるところを探そうと思ってインフォメーションセンターへ。この街はすごい雰囲気がいい。かわいいお店も多くて人はオープンマインドだし。来る前にYOKOさんからバイロンベイのバックパッカーズなら「ARTS FACTORY」という映画館とレストランがくっついたとこがお勧めだよって聞いてたので、とりあえずそこにすることに。もう一つ教えてもらってたんだけどそこはちょっと遠かったので。「ARTS FACTORY」はダウンタウンから歩いて10分ぐらいのところにある。ネイティブ系というかヒッピー系というかそんな感じの雰囲気でプールもあるし、名前の通り全体的にアートしてあってとても気に入った。ちなみに一泊22ドル(日本円で1500円ぐらい)。

夜になるとどこからともなくディジュリドゥの演奏が聞こえてきたり、ちょっとしたスペースではDJのイベントがあったりした。泊まってる人はほとんど国籍不明だけど日本人の人も少しいたかな。ちょうど泊ってた夜には映画を上映してて上映してた映画はなんと「i am sam」。これは観るしかないでしょうって思って観てしまいました。この映画のサウンドトラック(ビートルズのカバーばっかり)のCDを持っててよく聞いてたのでシンクロっぽかったし。でももっと英語勉強しなくては。もちろん字幕なんてなかったので周りが笑ってても笑えない。。。ここでは毎日、昼間にもディジュリドゥやヨガやファイヤーダンスなんかのイベントもあるみたいでした。今日もお昼にガーデンにあるハンモックでシエスタ(昼寝)してたらぶぉぅぉぅぉーんっていうディジュリドゥの演奏が聞こえてきてなかなか気持ち良かった。

昼間はバイロンベイの街を歩いたり、10分ぐらい歩くときれいなビーチがあったりして、ぼーーっとスローなときを過ごした。けっこう泳いでる人もいて(たしかにけっこう暑い)、オーストラリアって冬じゃなかったのーって感じだった。でも朝と夜はけっこう冷えるんだけどね。ロッジでも夜は暖炉を焚いてたし。以前に世界一周したいなあって思っていたとき(いまも思ってるけど)よく見てたHPがあってそこにバイロンベイのこと書いてあって行きたいな〜ってずっと思ってたので、今回訪れることができてうれしかった。イメージしていた通りの素敵な街だったし。ちなみにこんな記事。
ここのVOL21〜26。
バイロンベイには2泊して、ニンビンのYOKOさんのところへ出発の朝に、ちょうどバイロンマーケットが開催されていたので覗いてみたけど、ヘンプでできたバッグとかネイティブっぽいものがたくさん売っていてとても面白かった。

9/1に11時のニンビンシャトルというバスでバイロンベイからニンビンに向かった。バイロンからニンビンへは1時間半ぐらいで、YOKOさんとの待ち合わせは14時半だったのでそれまでニンビンの村をふらついてみた。やはり予想通りディープな村でヘンプバーがあったり歩いてる人はいかにもって感じの人が多かった。目がいっちゃってる人とかもいて。治安が悪いってわけでもないんだけど、まさにヒッピー村という感じ。けっこうこういうところ好きなのだけど。会えるかどうかちょっと心配だったけど、14時半過ぎにYOKOさんが車で迎えにきてくれて家に連れていってくれた。YOKOさんの家はジャランバーというパーマカルチャービレッジの中にあるんだけどほんと素敵なところだった。少し休んで早速WWOOFということでマルチの作業をさせてもらった。YOKOさんのところにはTAKASHI君とKUMIKOちゃんという同じ日本人のWWOOFERもいた。

ここはニューサウスウェールズ州北部の町ニンビンにパーマカルチャーの思想に基づいてデザインされたコミュニティ『JARLANBAH(ジャランバー)』というところで、デザインしたのはパーマカルチャーリストのロビンフランシスだそうだ。敷地は22.6ヘクタールでこの中に居住区の他に原生林の再生地、有機農業用地、果樹園などが配置されていて、居住区の総面積は約9.2ヘクタールで、一区画当たり0.5エーカー(約600坪)のロットが43区画用意されているそうだ。いま実際住んでいるのは23家族ぐらいとYOKOさんは言っていた。最近は賃貸で住んでる人もいてけっこう入れ替わりもあるようだ。ジャランバーでは各家庭に20Aまで電気が供給されている。でもこれは国内の一般的な家庭の三分の一程度だそうでYOKOさんの家でもソーラーパネルがあるそうだが使っていないとのことだった。エアコンも必要ないしとくに不便ではないようだ。

それとジャランバーでは家を建てるとき、住居のデザインを自治会に提出して認可をもらう必要があり、認可の判断には環境に配慮したパーマカルチャー的な要素が要求され、自治会に提出して初めて市役所に申請することができることができるシステムになっているそうだ。でもあんまりうまく機能していないとYOKOさんは言っていた。自治会に提出するときはもうデザインも決めてて大工さんにも依頼してることが多くて、自治会がアドバイスしても変更できないことが多いとのことで。9/2はまず簡単な敷地の説明を受けてレタスやさやえんどうや大根の収穫をした。桃の木もあってこれも収穫した。あとはミニトマトとかガーデンはとてもきれいに整備されていて、コーヒーの木やマカデミアンの木とかもあって藁でマルチをしたりした。

ここでは『れれれのおじさんの作業』と言われている(笑)枯れ草がいっぱいあるところに行ってマルチ用の草をとったりもした。昼食後はしばらくまったりしてベランダ(とても気持ちいい場所です)のハンモックで昼寝したりした。ブラックなんとかっていう珍しい(?)鳥(後日YOKOさんより「それは憂愁の鳴き声のブラックコッカトゥーといってそれが鳴くと午後雨が降ると言われている体長60cmをこえる大きなオウムだよ」とメールで教えてもらいました)もいたりして。そういえば朝は野生のワラビーもいたなあ。なんかちゃんと体を動かして、採れたての野菜でおいしい食事を食べてっていう生活をひさびさにした感じで、夜も10時過ぎると眠くなる。。きっとこれがまともな生活というものなのかなあなんて改めて思ったりした。夜は地域通貨の『エンデの遺言』のビデオ(なぜかYOKOさんがもっていて)の上映会をした。

9/3、今日ははあまり作業もなく(というか滞在期間も短いのでYOKOさんがそうしてくれた。感謝!!)午前中はロビンフランシスのガーデンを見学した。しかし今日も暑かった〜。昼間は30度ぐらいある感じ。ロビンのところにはフローフォームもあった。なかなかかわいい形。YOKOさん曰く、大きめの人のお尻で型をとって作るのが一番いいらしい。ほんとかな〜。午後からは軽くマルチ作業をしたり、昼寝したり、ガーデンに水をやったりまったり過ごした。あと去年の春ぐらいにテレビで放送された『藁一本の革命』というビデオを見せてもらった。福岡正信さんの本とは直接関係はないみたいだけどストロベールハウスの話がいっぱいで。福岡正信さんや川口由一さんもビデオのなかで少し登場した。『GLOBAL GARDENER』っていうビルモリソンのビデオも見せてもらった。ビルが10年ぐらい前に撮ったものらしいけど面白かった。

9/4、YOKOさんのところでのWWOOFも最後の日ということで、今日はTAKASHI君と一緒にたこ焼きとお好み焼きを作る。ここでは山芋が売ってなくて、それはいれられなかったけど、焼きそばはあったので広島風という感じで作った。でもいまいちだったかな。それとビオシティって雑誌がおいてあってなにげに見たら松下さんが載っていた。5年ぐらい前にレインボーバレーファームにWWOOFしてたときのらしいけど、中山マサ子さんが文を書いてて、写真はジョーとトリッシュと横田さんと中山さんと松下さんが並んで写っていた。世間は狭いですね。明日はここから2時間ぐらいのところの、ダーナマンダというコミュニティでWWOOFする予定。なんかそこまでの普通のバスはないらしくスクールバスで乗り継いでって感じなので無事つけるかな〜。

9/5にニンビンのYOKOさん宅を出発して、そこからバスで2時間ぐらいのダーナマンダというコミュニティに向かった。ただダーナマンダまではバスがいっていなくて途中でヒッチしたりしながらもなんとか辿り着いた。ここは仏教系のコミュニティで30年前ぐらいからあるらしく20人ぐらいのいろんな国の人が住んでいた。バイオダイナミック農法で野菜を育てて、牛を飼ってて、牛乳やチーズも自分たちで作っていた。まさにコミュニティという感じ。こういうコミュニティってうまくいっているところが少ないらしいのだけど、ここは比較的うまくいっているようだった。「NO DRUG NO DOLL」(ドラッグをやっていたり、生活保護を受けているような人ははいれない)とか、ミーティングとかシェアリングとか頻繁に行っているのがうまくいっている秘訣かなと感じた。

WWOOFERは僕のほかにクラウディオというイタリア人がいて大体一緒に作業した。イタリア人って陽気なイメージがあったけど彼はとってものんびりしてて穏やかでとてもいい奴だった。彼は半年ぐらいここでWWOOFする予定らしい。ここではベランダを作ってて柱を立てる穴掘りがメインでなにげに力仕事が多かったかな。それとこのコミュニティにはSHOUさんという日本人も一人住んでいた。土着微生物の専門家とかでいろいろ研究してるらしい。滞在してるときチャノンマーケットも近くで開かれていて一緒に連れてってもらった。ニンビンで会ったロビンフランシスもブースをだしていた。ここには9/5〜8までの4日間WWOOFさせてもらって9日にはYUKARIさんのパームウッズに出発した。

ダーナマンダからブリスベンまでバスで向かい(四時間ぐらいだったかな)、そこから電車でパームウッズへ(一時間半ぐらいだったような)向かった。駅までYUKARIさんが迎えにきてくれて、PCCJのツアー以来約半年ぶりの再会。ハグハグして懐かしかった。YUKARIさんの家に着くと、名古屋から来ているというWWOFERのMIHOもいておいしい手巻き寿司を食べさせてくれた。ほんとおいしかった。それからいろんな話をして「二日前ぐらいから首のとこが痛くて虫にさされたみたいなんだけど」と言って首のところを見せると、YUKARIさんから「それって、チックだよ。虫がなかにはいってるのよ!!」と言われてビックリ!!ピンセットでひっぱって取ってもらうとたしかに虫が。。。でも気づいてよかったなあ。

パームウッズのYUKARIさんのところは、ユードロという隣町の新しい家にちょうど引越しをしている最中で、ガーデン作りをさせてもらったりしてとても楽しかった。YOKOさんのところもよかったけど、ここも素晴らしいところだった。YUKARIさんはマクロビオティックも教えてたりして料理のプロだし、パーマカルチャーも詳しいし、マヤの研究家でもありスピリチュアルなことも長けているしで。おまけにベリーダンスの名手という、いろんな意味でバランスがとれている素敵な女性でとても勉強になった。そのときは次の月にジルジョーダンと一緒に沖縄でパーマカルチャーの講演とワークショップをするとのことで準備をしていた。ジルも一度家にきてYUKARIさんから日本語を教わっていた。しかも支払いは地域通貨で。

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